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マイナカード、紛失時に1週間で特急発行
2024年12月3日 14:46
政府は、マイナンバーカードを1週間程度で発行する、特急発行・交付制度を12月2日から開始した。
これまでマイナンバーカードの受取に必要な交付通知書が届くまでには概ね1カ月程度かかっていたが、マイナンバーカードと健康保険証の一体化により、そのニーズが高まっていることから、新生児やマイナンバーカードを紛失した人等に向けて、速やかな交付を可能にする仕組み。
利用可能なのは下記の条件に該当する人で、有効期間満了で更新する場合などは利用出来ない。
- 乳児(満1歳未満)
- 紛失・破損等による再交付を希望する人
- 海外から転入した人
- マイナンバーカード券面の追記欄がいっぱいになり、追記ができないために、継続利用ができない人
- その他、本人の意思によらずカードが使えなくなった人 等
該当者は、対象となる理由が発生してから30日以内に、在住の市区町村窓口でマイナンバーカードの交付申請が行なえる。必要書類は本人確認書類、マイナンバーカード交付申請書(窓口交付)、暗証番号設定依頼書(窓口交付)。
新生児については、出生届と同時に顔写真無しのマイナンバーカードを申請可能。出生届兼マイナンバーカード交付申請書の様式をマイナンバーカード総合サイトのWebページから印刷するか、市区町村窓口から入手し、法定代理人が設定を希望する暗証番号、マイナンバーカードの送付先(里帰り先など、住民登録の住所以外に送付を希望する場合)とその理由、連絡先を記入して提出する。
なお、紛失等で再交付する場合は、発行手数料2,000円(電子証明書が不要な場合は1,800円)が必要になり、通常の再発行の場合の発行手数料1,000円(電子証明書が不要な場合は800円)と比べて割高になる。申請が完了すると、マイナンバーカードは原則1週間で届くが、簡易書留のため、対面での受取が必要。