リクルート、Airペイ利用の中小事業者に融資の仲介

リクルートペイメントは、三菱UFJ銀行と「ローン仲介サービス」の実証実験を開始した。リクルートの決済サービス「Airペイ」を利用する中小事業者の一部を専用Webサイトに招待し、中小事業者と三菱UFJ銀行をマッチングする。

両社による「ローン仲介サービス」は、事業の内容や将来性も考慮し審査する事業性融資を仲介する。リクルートペイメントが2022年9月に登録した「金融サービス仲介業」に基づき提供される。融資契約は、三菱UFJ銀行と中小事業者の間で直接締結する。

審査では、三菱UFJ銀行が手掛けるオンライン完結型の事業性融資「Biz LENDING」の与信モデルを活用。また、三菱UFJ銀行は中小事業者向けの審査精度を向上させるため、リクルートペイメント・リクルートが保有するデータを与信に活用する検証も進める。

今回のサービスにより、中小事業者が適切な融資商品を手軽に利用できないという課題の解決を図る一方、大手の金融機関が中小事業者と接点を持ちづらいという課題や、融資の審査制度の向上を図り、仲介を通して持続性のある事業運営に貢献していくとしている。

今後もリクルートペイメントは、中小事業者がスムーズに適切な融資などを利用できるよう、三菱UFJ銀行以外の金融機関とも連携してサービスを開発していく予定。