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トンボ、テープのり「ピットエアー」で使用済み漁網を再生利用
2024年11月21日 08:00
トンボ鉛筆は、つめ替え式テープのり「ピットエアー」のケースに、使用済み漁網を再生利用した樹脂を使用した「ピットエアー 漁網リサイクル」を発売した。価格は484円。
再生樹脂メーカーのリファインバースが、使用済み漁網を回収・分別・洗浄し、ペレット(粒状原料)にした原料「REAMIDE(リアミド)」の供給を受けて商品化。再生プラスチックをプラスチック質量中10%以上使用している。
ケースは深海の色をイメージしたディープブルーで、中央にイルカのシルエットをあしらっている。あわせて、「RECYCLED FISHING NETS」のメッセージを入れることで、使うたびに海の環境への気づきを促す。
トンボ鉛筆では数年前からREAMIDEの成形性、耐久性等をテストを実施。同社製品の中で比較的プラスチック使用量の多いテープのりで製品化した。
リファインバースによれば、REAMIDEは日本各地から集められた使用済漁網から再生されており、漁網の回収拠点も明確に管理されていることから、出所の特定も可能。
ピットエアー 漁網リサイクルのテープ幅は8.4mm、テープ長は16m。既存のつめ替えテープ(352円)を使用可能。