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南海、クレカタッチ改札を万博前にほぼ全駅に拡大

万博開幕時点でのサービス対象駅

南海電鉄は、クレジットカード等のタッチ決済利用可能駅を、2024年度内に42駅から87駅に拡大する。

南海電鉄では2021年4月に国内で初めて改札機でのタッチ決済を導入し、一部の駅で実証実験を開始した。2021年度の利用件数約58,000件に対し、2023年度は約350,000件と6倍以上に増加している。

今回の拡大は2025年大阪・関西万博(4月13日開幕)を見据えたもので、開幕を前に対象駅を拡大し、ICカードを持っていないインバウンド客を含め、定期券を持っていない利用者の利便性向上を図る。

なお、対象駅の87駅の中には、すでに対応していて、4月に南海「泉北線」となる泉北高速鉄道5駅は含まれておらず、泉北高速を含めると92駅となる。南海電鉄の駅数は100駅、泉北高速鉄道(泉北線)を含めると105駅。

10月1日時点のサービス対象駅

関西エリアでは大阪・関西万博に向け、大手私鉄各社でタッチ決済改札の拡充が進められており、各鉄道事業者をまたがる「相互直通利用」にも対応する。