セブン銀行、口座開設の本人確認にマイナカードの公的個人認証導入

セブン銀行は、スマートフォンアプリ「Myセブン銀行」を利用したセブン銀行口座開設時の本人確認に、マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を導入した。

JPKIは、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用して、オンラインで利用者本人の認証や契約書等の文書が改ざんされていないことの確認を公的に行なうサービス。

これまで、セブン銀行口座開設時の本人確認ではeKYC(券面撮影)方式を採用しており、申込内容の入力や顔写真などの撮影が必要だった。JPKI導入により、顔写真の撮影および氏名や住所等、一部の申込内容の入力が不要となる。また、本人確認書類の偽造やデータの改ざんといった不正を防止し、より安全・安心な方法で口座開設が可能となる。

事業者としても、送信された情報を目視で確認する必要がなくなるほか、偽造カードでの不正申込みも防止できるため、事務手続きの効率化とセキュリティの向上を見込める。

+Connect(プラスコネクト)の「ATM窓口」サービスによるセブン銀行口座開設手続きについても、12月23日よりJPKIを導入予定。+ConnectのATM窓口は、セブン銀行以外の金融機関もセブン銀行ATMを「窓口」として利用できるサービスで、口座開設、住所などの届出情報の変更手続き、外国人の在留期限の管理などがATMで行なえる。