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タニタ、授乳量を計測できる「nometa」 育児アプリ「ぴよログ」と連携
2024年11月14日 17:13
タニタは、赤ちゃんの授乳量を計測し、スマホで管理できるベビースケール「nometa BB-115L」を11月15日に発売する。価格はオープンプライス。参考価格は22,000円前後。
1g単位で計測でき、授乳量表示機能を備えたベビースケール。最初に赤ちゃんの体重を測り、授乳後に再び体重を測ることで差分から授乳量を把握できる。本体の「授乳量」ボタンを押すことで表示される。
同社では1974年にベビースケールを発売し、2016年に授乳量機能付ベビースケール「nometa BB-105」を発売。発売以来、年間約1万台以上を販売しており、出生数が減少する中でも売上は好調に推移しているという。
新モデルとなるBB-115Lでは、育児記録アプリ「ぴよログ」と連携。Bluetoothを搭載し、nometaで計測した授乳量と授乳時刻のデータがアプリに転送される。機器本体で5日分のデータを保存でき、まとめて転送可能。体重計測は最大20kgまで。
また、多胎児家庭や第二子以降の育児でも利用できるよう、5人まで登録して利用できるようになった。このほかバックライトを新たに搭載し、夜間授乳の際も確認しやすくした。
授乳量を測ることで、個人差がある赤ちゃんの授乳の傾向やリズムなどを把握可能。また、「母乳が足りているかわからない」といった授乳に関する悩みを解消し、あまり飲めていなかった場合はミルクを足すなど対策を取ることができる。
連携する育児記録アプリ「ぴよログ」は2017年にリリースされ、累計ダウンロード数は400万以上。授乳やオムツ替え、身長・体重など赤ちゃんの育児に関するさまざまな項目を記録できる。アプリは家族と共有でき、仕事や外出などで赤ちゃんと離れている間も、状況をリアルタイムで把握可能。
ぴよログ 代表取締役社長 榊原 洋平氏はnometaとの連携について、「ぴよログでは授乳タイマー機能があり、赤ちゃんが1回の授乳で何分母乳を飲んだかを記録できます。かねてよりユーザーからは『授乳量も記録したい』と言われていたので、今回nometaと連携したことで授乳量も記録できるようになりました」とコメント。
ぴよログでのnometaとの連携は、頻繁な授乳記録の煩わしさを解消するために、さまざまな工夫を施したという。機器とアプリを連携すると、ホーム画面の記録ボタンにnometa専用のボタンが表示されるようになり、タップするだけで機器に保存されたデータを転送できる。
アプリ側で授乳時間を記録した後に、nometaの授乳量を転送した場合、2回授乳したことにならないよう、先に記録されたデータに追加で授乳量が統合される仕様となっている。