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JR四国、スマホきっぷが障害者割引対応 デジタル障害者手帳と連携

JR四国は、スマホできっぷが買えて、スマホで列車に乗れるチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん(スマえき)」において、障害者割引を適用したきっぷの発売を含む、アプリのバージョンアップを11月18日に実施する。ミライロの提供するデジタル障害者手帳「ミライロID」との連携により実現した。

ミライロIDは、障害者手帳を所有している人を対象としたスマートフォンアプリ。障害者手帳の情報や求めるサポートの内容などを登録でき、ミライロIDを本人確認書類として認めている事業者において割引が受けられる。

スマえきにおいては、ミライロIDのアカウントを連携させることで「障害者割引」のボタンが表示され、障害者割引を適用したきっぷを購入できる。鉄道事業者におけるミライロIDとのアプリ間連携による障害者割引の適用はスマえきが初めて。

なお、購入可能な障害者割引制度に対応した乗車券類は「片道乗車券」のみ。また、購入後は区間の変更ができないなど、通常のきっぷと異なる条件がある。

スマえきのバージョンアップではそのほか、乗車券と自由席特急券が1つになったきっぷの発売、乗車券のきっぷ画面からの自由席特急券購入に対応、ユーザーがお知らせの受取についてカスタマイズできる設定の実装などで、操作性・利便性向上を図る。

対応OSは、iOS 15.0以上、Android 11以上。

乗車券と自由席特急券が1つになったきっぷが購入可能
乗車券のきっぷ画面から自由席特急券が購入可能
お知らせの受取をカスタマイズできる