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横浜旧市庁舎再開発、街区名は「BASEGATE横浜関内」 26年開業
2024年11月13日 17:33
三井不動産を代表企業とする8社は、「横浜市旧市庁舎街区活用事業」の街区名称を「BASEGATE横浜関内」に決定した。2025年12月に竣工、2026年春にグランドオープンする。
多種多様な施設計画と旧横浜市庁舎行政棟の保存・活用により、次世代の横浜を象徴するエンターテインメント&イノベーションの拠点となる、「新旧融合」を特色とした大規模ミクストユース型プロジェクト。
「BASEGATE横浜関内」は、BASE(拠点・起点・野球の塁)とGATE(玄関口・入口)を組み合わせた造語。開港の地であり文化の入り口であった関内に位置する本街区が、再び横浜全域のさまざまな魅力を繋ぐ「BASE(拠点)」となり、新たな感動や出会いへの「GATE(入口)」となる想いを込めたという。
街区名称の決定にあわせて各施設の名称も決定した。
DeNAのエデュテインメント施設「Wonderia」は、プロジェクションマッピングなどの技術によって作られた没入感のある空間を楽しみながら、絶景や未知の生物に出会うことができる。
横浜DeNAベイスターズのライブビューイングアリーナ「THE LIVE」には幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンが設置され、野球を始めとした様々なスポーツの試合や音楽ライブ等のエンターテインメントコンテンツを観賞しながら飲食を楽しめる。
「スタジアムサイドテラス」「ザ レガシー」の商業エリアの一角には、国内最大級の小割飲食ゾーンを展開。出店テナントは全て公募で決定し、地元の繁盛店をはじめとした、34店舗が出店予定。
星野リゾートは、「ザ レガシー」に誕生するOMOブランド横浜初進出となるホテルの名称を「OMO7横浜 by 星野リゾート」に決定。
OMOブランドは、これまで全国17カ所に展開。OMOに続く数字はサービスの幅を表し、「OMO7」はカフェ・レストラン・バンケット・ローカルガイドアクティビティ等を備えた、都市のランドマークとなるフルサービスホテル(客室数約280室)となる。「OMO7」としては、旭川・大阪・高知に次ぐ4カ所目のホテル。
「タワー」6階には、STELLAR SCIENCE FOUNDATION(SS-F)と三井不動産が連携し、ライフサイエンス領域で革新的な発明を生み出し、社会実装に繋げる横浜市最大級の「新産業創造拠点」を設置。
三井不動産は、横浜初となる賃貸ラボ&オフィス「三井リンクラボ」として、賃貸ウェットラボ区画の整備を予定。SS-Fは、研究に必要な機器や機材、自由な発想を育むデザインシンキング用のミーティングスペースなどを交流することで、革新的な発明が連続的に創出されるエコシステムの構築を進める。
「タワー」12階~33階のオフィスフロアは、関内エリア最大級のフロアプレートを有し、1フロア2,000m2超、天井高2.8m、奥行き最大約18mの整形無柱空間により、自由度が高く、効率的なオフィスレイアウトを実現する。
横浜港や横浜公園、横浜スタジアムを望み、オフィスフロアの玄関口となる11階スカイロビーフロアは、海と空のパノラマをバックに、緑や木のぬくもりを感じることのできる空間とした。
企業の枠を超えたオフィスワーカー同士の交流やイノベーション創出を促進するラウンジ、コワーキングやシェアオフィスを含む、様々な交流が生まれるイノベーション促進施設も整備予定。
計画地は、神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか。敷地面積は約16,500m2、延床面積は、約128,500m2。
参画企業は、三井不動産、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、DeNA、東急、星野リゾートの8社。