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コクヨ、廃棄漁網の再生樹脂を使用したオフィスチェア
2024年11月13日 12:46
コクヨは、クリヤーホルダーや廃棄漁網の再生樹脂を使用したオフィスチェア「picora livina(ピコラリビナ)」を12月中旬に発売する。価格(税別)は、ミニバックが49,800円～、ローバックが51,700円～、ハイバックが58,000円～。
サステナブル設計に配慮したオフィスチェア。座面の芯材の一部に、使用済みのクリヤーホルダーを回収し再資源化したカウネットの再生樹脂「Loopla ペレット」を採用した。背もたれや座面のクッションは工具不要で交換でき、長く使用可能。
脚には、リファインバースが開発した廃棄漁網の再生樹脂「REAMIDE」を使用している。REAMIDEは素材の共有安定性や物性を担保しながら、CO2排出量を約85%削減することにもつなげられるとする。
幅の狭いデスクにも収納できるコンパクト設計が特徴。機能面では、座る人の体重に合わせてロッキングの強さを自動調節する「オートアジャストロッキング」を採用。座面には、前方に荷重を加えると前傾する「前傾チルト」や、骨盤を支える面形状を設けたベース層にクッションを乗せ、姿勢の保持と包み込み感を両立させた「ポスチャーサポートシート」を備える。
背もたれと座面カラーは、8色の布張り地をラインアップ。ブラック、ソフトベージュ、ディープグリーン、フルシアンブルー、アッシュターコイズ、ソフトテラコッタを展開する。ホワイト色の樹脂脚の表面には、防汚性に優れたクリーンテクトコーティングを施している。
このほか、タスクチェア「FABRE(ファブレ)」とラウンジチェア「COODE(コーデ)」をサステナブル素材にリニューアルし、12月上旬より発売する。価格(税別)はFABREが101,600円～、COODEが121,000円～。
いずれも、再生ポリエステル100%のエコ張り地を標準化。picora livinaと同じく、クリヤーホルダーを再資源化した再生樹脂「Loopla ペレット」をチェアの一部に採用している。また、コクヨのノート等を製造する過程で出る端材をリサイクルした張り地の「カミカラ」を選択することも可能。
FABREには廃棄漁網の再生樹脂「REAMIDE」を座面のフレームとサークル肘に使用し、再生樹脂100%のナイロンキャスターをラインアップに拡充する。
