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KK線、25年4月上旬に廃止決定 60年の歴史に幕

東京高速道路は、東京高速道路(KK線)を2025年4月上旬に廃止する。東京都の「東京高速道路(KK線)再生の事業化に向けた方針」に基づき行なわれるもの。

KK線は、1966年の全線供用開始以来、都市高速道路網の一環としての役割を果たしてきた。しかし、首都高速道路の日本橋区間地下化事業に伴い、新たな都心環状ルート「新京橋連結路(地下)」の整備が決定したことから、その役割は大きく低下。東銀座出口を除き廃止することが決定した。

また、KK線が接続している首都高速八重洲線でも、日本橋区間地下化事業に伴いKK線の廃止と合わせて⾧期通行止め(2035年度まで)となる。廃止・通行止め日時等の詳細については、2025年1月頃に改めて発表される予定。

2025年4月上旬~2035年度通行止め区間

  • 高速八重洲線(北行き・南行き)
    神田橋JCT~西銀座JCT
    八重洲出入口、丸の内出口

2025年4月上旬で廃止となる区間

  • 東京高速道路(KK線)(北行き・南行き)
    京橋JCT~汐留JCT
    新橋出入口、土橋入口、西銀座入口、新京橋出口

2035年度以降

  • 新たな都心環状ルートの利用開始
  • 新京橋連結路・高速八重洲線

なお、廃止後のKK線は、「自動車専用の道路」から既存施設を活用した「歩行者中心の公共的空間」に再生される。