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初詣はApple PayでNFCお賽銭 15万人訪問の中山寺でJCBら実証

JCBとユーシーカードは、中山寺(兵庫県宝塚市)において、キャッシュレスでお賽銭を行なえるNFCタグ決済の実証実験を11月9日から開始する。Apple PayとGoogle Payを利用可能で、これにより参拝者の利便性向上と初詣における寺院内混雑の解消を目指す。

安産祈願のお寺として知られる中山寺では、新年の初詣において例年15万人もの参拝者が訪れるという。Apple Pay、Google Payを利用できるようにすることで、キャッシュレス化を推進し、小銭を持ち合わせていない状況や、インバウンドの参拝者にも対応できるようにする。

決済時に寺院側の操作も不要で、スピーディな決済を実現することで「待ち時間」を短縮させる狙いもある。

NFCタグに自身のスマートフォンをかざすことでWebブラウザの決済画面へ遷移し、Apple PayまたはGoogle Payで決済が可能。お賽銭の実証実験では、スマートフォンをかざすと、事前に設定された金額が自動的に表示される「金額固定」方式を導入予定。今後のサービス拡大を見据え、金額を直接入力する方式へ変更する可能性や追加で導入する可能性もある。

七五三、初詣、節分の時期に合わせた試験導入を試みた後、祈祷料、御朱印料など取扱範囲の拡大を目指す。

神社仏閣においては、キャッシュレスインフラの整備がされていないケースが多く、今回の導入事例を皮切りに、他の神社仏閣などにおいてもキャッシュレスインフラ導入を横展開していく。