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有楽町線延伸(豊洲-住吉)と南北線延伸(品川-白金高輪)工事着手 30年代開業へ
2024年11月5日 14:33
東京地下鉄(東京メトロ)は、有楽町線延伸(豊洲・住吉間)と南北線延伸(品川・白金高輪間)に向けて、11月5日から工事着手した。開業目標はそれぞれ2030年代半ば。
東京都から2024年6月17日付けで有楽町線延伸(豊洲・住吉間)と南北線延伸(品川・白金高輪間)の都市計画決定が告示され、11月5日から工事着手。両路線の延伸と事業運営は、東京メトロの未来への成長戦略の一環として2030年代半ばの開業を目指しており、地下鉄ネットワークの強化を通じて、臨海部・都心部へのアクセス利便性の向上や沿線まちづくりへの寄与などを目標としている。
有楽町線延伸(豊洲・住吉間)は、豊洲から東陽町を経由し、住吉を結び、建設キロは4.8km。総建設費は約2,690億円。この整備により、豊洲駅から住吉駅間の所要時間を約20分から約9分に短縮。これにより、東京東部・北部、千葉方面と臨海副都心(国際競争力強化の拠点)とのアクセス向上や、観光拠点(豊洲市場、東京スカイツリー)とのアクセス向上を目指す。
また、東西線の混雑緩和も見込んでおり、木場駅から門前仲町駅間の混雑率は、ピーク1時間あたり約20%低減と想定している。
南北線延伸(品川・白金高輪間)は、品川から白金高輪までを結び、建設キロは2.5km。総建設費は約1,310億円。整備により品川駅から六本木一丁目駅間の所要時間は約19分から約9分に短縮。また、六本木・赤坂等の都心部とリニア中央新幹線の始発駅となる品川駅とのアクセス向上や羽田空港、品川開発(国際競争力強化の拠点)とのアクセス向上を目指す。