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ソフトバンク、4千基の「NVIDIA Hopper GPU」を導入 AI計算基盤整備

ソフトバンクは、国内最大級のAI計算基盤において、約4,000基の「NVIDIA Hopper GPU」の整備を完了した。これにより、AI計算基盤全体のGPUは約6,000基となり、計算処理能力の合計は4.7EFLOPS(エクサフロップス)となった。

同社は'23年9月に、約2,000基の「NVIDIA Ampere GPU」を用いた0.7EFLOPSのAI計算基盤の稼働を開始していた。今回の増強により、計算能力は大幅に向上したという。

今後は25年度にかけて、「NVIDIA DGX B200」システムで構成された「NVIDIA DGX SuperPOD」を活用し、GPUを合計約1万基に増強する予定。その後もGPUの増設を行ない、計算能力として国内最大級となる25.7EFLOPSの実現を目指すとしている。

このAI計算基盤は、まず子会社のSB Intuitionsが活用し、日本語に特化した大規模言語モデル(LLM)の開発を行なう。SB Intuitionsは、今年度中にマルチモーダル対応の約3,900億パラメーターのLLM構築を目指しており、今回の基盤増強で開発をさらに加速させる。

AI計算基盤の構築では、経済安全保障推進法に基づく経済産業省の「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」の認定を受けている。生成AIの幅広い開発者が利用できる計算資源の整備を行なうことで、国内の開発基盤の強化に貢献するとしている。