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パナのカメラ搭載冷蔵庫とイオンのネットスーパーが連携

イオンネクストとパナソニックは、ネット専用スーパー「Green Beanss(グリーンビーンズ)」とAIカメラ搭載冷蔵庫を連携し、食品の鮮度保持とまとめ買いに関する共同実証を開始する。期間は11月1日から11月30日まで。

イオンネクストが運営するGreen Beansと、パナソニックのAIカメラ搭載冷蔵庫、冷蔵庫用アプリLive Pantryを連携して行なう共同実証。Green Beansの購買リストとLive Pantryを連携し、AIカメラ画像で冷蔵庫内の食品をアプリに通知、買い物時にダブり買いを回避したり、在庫食品と組み合わせて購入検討したりすることで、効率的に買い物ができるかを検証する。

ネット専用スーパーGreen Beansと、冷蔵庫用アプリLive Pantryを連携

両社は事前に、買い物と家庭での温度管理が食品の鮮度維持に与える影響について内部で検証。Green Beansで購入した食品をパナソニックの冷蔵庫で保存したときの鮮度保持に対する影響を調査した結果、鮮度を1週間から10日間にわたり維持できることが確認でき、改めて温度管理の重要性が浮き彫りになったという。

実証実験では、一貫した食品の温度管理と使い切り提案を行なうことで、利用者の生活が便利になるか、まとめ買いとその後の家庭での消費行動の変化を検証。アプリで提案する献立と冷蔵庫の在庫食品との差分から、必要な食品をGreen Beansで購入できる仕組みを提供し、効率的で便利な買い物、消費体験の姿を検討していく。

イオンネクストは、Green Beansの1週間鮮度保証野菜「鮮度+」や、届いたその日から食べごろを期間保証する果物「食べごろ+」なども提供。冷蔵庫用アプリLive Pantryは実証向けに一部機能を追加しており、カメラ画像からAIが野菜を自動認識し、食品の日持ち目安に応じて先に消費した方が良い野菜と、その野菜を使ったレシピを提案する。

また、入荷から配送先まで徹底した食品の温度管理に加え、冷蔵庫の保鮮技術との組み合わせによる保存で、食品の鮮度がよりよく保たれるのかに関しても確認する。

献立提案で1週間の夕食の見通しを立てられ、献立を自由に編集して必要な食材をまとめて買い物することが可能