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新MacBook Pro登場 M4搭載で24.8万円~ M4 Pro/Maxも
2024年10月31日 00:53
アップルは31日、、M4チップファミリーの「M4」「M4 Pro」「M4 Max」を搭載した新しい「MacBook Pro」を発表した。Apple Intelligence(日本では2025年対応)のために設計され、14インチMacBook Proは、M4と3つのThunderbolt 4ポートを備え、16GBからのメモリを搭載し、価格は248,800円から。
M4 ProとM4 Maxを搭載した14インチと16インチモデルは、より高速な転送速度とThunderbolt 5を装備。M4 Pro搭載の14インチMacBook Proは328,800円から、16インチMacBook Proは398,800円から。M4 Max搭載MacBook Proは14インチで528,800円から。いずれも10月31日より予約開始し、11月8日から発売する。
全モデルが、新しいNano-textureディスプレイをオプションで用意し、輝度は最大1,000ニト。「Liquid Retina XDRディスプレイ」を搭載するとともに、12MPセンターフレームカメラや、Mac史上最も長いという最大24時間のバッテリー駆動時間を実現する。
M4ファミリープロセッサに、上位版のM4 ProとM4 Maxを追加し、MacBook Proのラインナップを強化する。
M4を搭載したMacBook Proは、ギガピクセル級の写真の編集のようなタスクでM1搭載13インチMacBook Proよりも最大1.8倍高速で、Blenderでの複雑なシーンのレンダリングなど、さらに負荷の高い作業は最大3.4倍高速とする。
Affinity Photoでの画像処理が、M1搭載13インチMacBook Proと比較して最大1.8倍高速
Blenderでの3Dレンダリングが、M1搭載13インチMacBook Proと比較して最大3.4倍高速
Adobe Premiere Proでのシーン編集の検出が、M1搭載13インチMacBook Proと比較して最大1.7倍高速
M4 Proは、10の高性能コアと4つの高効率コアを備えたパワフルな14コアCPUを搭載し、マルチコアのパフォーマンスを向上。また、M4の2倍パワフルな最大20コアのGPUを搭載し、「プロ向けの圧巻のパワー」を特徴とする。
Maxon Redshiftでのシーンのレンダリングのパフォーマンスが、M1 Pro搭載16インチMacBook Proと比較して最大3倍高速
MathWorks MATLABでの動的システムのシミュレーションが、M1 Pro搭載16インチMacBook Proと比較して最大2.2倍高速
Oxford Nanopore MinKNOWでのDNA配列のベースコールが、M1 Pro搭載16インチMacBook Proと比較して最大1.8倍高速
M4 Maxは、最大16コアのCPU、最大40コアのGPU、1秒当たり0.5TBを超えるユニファイドメモリ帯域幅を実現。M4 Maxのメディアエンジンは2つのProResアクセラレータを備え、iPhone 16 Proで撮影された4K 120fpsのProResビデオをFinal Cut Proで編集する場合でも、高いパフォーマンスを発揮するという。
Maxon Redshiftでのシーンのレンダリングのパフォーマンスが、M1 Max搭載16インチMacBook Proと比較して最大3.5倍高速
Xcodeでコードをコンパイルする際のビルドのパフォーマンスが、M1 Max搭載16インチMacBook Proと比較して最大2.2倍高速
Topaz Video AIでのビデオ処理のパフォーマンスが、M1 Max搭載16インチMacBook Proと比較して最大1.6倍高速
Liquid XDRディスプレイを搭載し、14インチモデルは14.2型/3,024×1,964ドット、16インチモデルは16.2型/3,456×2,234ドット。メモリは全てのMacBook Proが16GB以上からで、16インチモデルは24GBから。ストレージは512GBから。
新しい12MPセンターフレームカメラを搭載。ユーザーが動き回っても自動的にユーザーをフレームの中心に保つほか、デスクビューにも対応する。スタジオ品質のマイクと、空間オーディオに対応した6スピーカーサウンドシステムを搭載し、没入感のあるオーディオ体験をもたらすという。
M4 Pro/M4 Max搭載のMacBook Proは、転送速度が2倍以上の最大120Gb/sとなるThunderbolt 5ポートを備え、高速な外部ストレージ、拡張シャーシ、パワフルなドッキング/ハブソリューションを利用可能になる。また全てのMacBook Proが、最大8Kの解像度に対応するHDMIポート、SDXCカードスロット、充電用のMagSafe 3ポート、ヘッドフォンジャックを備えているほか、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。
OSは、macOS Sequoia 15.1で、米国ではApple IntelligenceによるAI機能に対応。今後数カ月以内で強化され、Siriでの自然な応答やChatGPTの統合などに対応する。日本では2025年以降にApple Intelligenceに対応する。
バッテリー駆動時間は、14インチモデルがビデオ再生でM4が24時間、M4 Proが22時間、M4 Maxが18時間。16インチモデルは、M4 Proがビデオ再生で24時間、M4 Maxが22時間。
14インチモデルの外形寸法は31.26×22.12×15.1cm、重量は1.55kg(M4)/1.6kg(M4 Pro)/1.62kg(M4 Max)。16インチモデルは35.57×24.81×1.68cm、重量は2.14kg(M4 Pro)/2.15kg(M4 Max)。
MacBook Airは8GB→16GBに強化で価格据え置き
また、MacBook AirもApple Intelligence対応に向けて、ラインアップを変更。M2/M3チップ搭載モデルでは、メモリを従来の8GBから2倍の16GBに強化しながら、価格は据え置きで148,800円からとなる。
なお、29日にはM4チップを搭載したiMac、30日にはM4チップを搭載したMac miniが発表されており、MacBook Proと同様に11月8日から販売される。