Google、生成AI検索を世界展開　「AI Overviews」

Googleは29日、検索キーワードについて、Webの検索結果を活用しながら独自の“まとめ”を自動で生成して表示するAI検索機能「AI Overviews(AIによる概要)」を世界100カ国以上に拡大すると発表した。

AI Overviewsは、Google 検索時にWebの検索結果を利用しながら、独自の“まとめ”を自動で生成し、わかりやすく伝える機能。Googleの検索結果から要約するため、AIによるハルシネーション(幻覚)が起きづらく、精度の高いまとめを得られる点が特徴。5月に米国で開始し、8月からは日本などの6カ国に拡大していた。

今回のアップデートにより、100以上の国に拡大。 AI Overviewsが展開される国であれば、英語、ヒンディー語、インドネシア語、日本語、ポルトガル語、スペイン語などのいずれかの言語で利用可能になる。例えば、米国在住でスペイン語を話すユーザーであれば、好みの言語でAI Overviewsを表示できるようになる。

表示位置についても工夫を続けており、5月以降、AI Overviews内で関連するWebサイトへのリンクをより目立つように表示しているほか、10月初頭には、AI Overviewsのテキスト内に直接表示されるインラインリンクを開始した。これらの更新により、以前のデザインと比較して、出典元となるWebサイトへのトラフィックが増加しているという。

広告については専用枠の中に検索結果とは別のものとしてわかりやすくなるよう表示し、ラベル付を行なう。