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M4チップを搭載した新「iMac」 199800円~

アップルは29日、M4チップを搭載した新しい「iMac」を発表した。予約受付を開始しており、11月8日から販売する。価格は198,800円から。カラーは、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、シルバーから選択できる。

最新のM4チップを搭載したiMacとなり、macOS Sequoia 15.1ではAI機能の「Apple Intelligence」のベータ版を搭載(米国・英語)し、より多くの機能が今後数カ月の間に提供開始される。日本でのApple Intelligence対応は2025年以降。

M4のNeural Engineにより「AIのための世界最高のオールインワンとなった」としており、Apple Intelligenceのために設計。M1搭載のiMacよりも最大1.7倍高速で、写真の編集やゲームなど、より負荷の高い作業は最大2.1倍高速としている。iMacは標準で16GBのユニファイドメモリを搭載し、最大32GBまでの構成を選択可能となる。

8コアCPU、8コアGPU、16GBのユニファイドメモリ(最大24GBに変更可能)、256GB SSD(最大1TB)、2つのThunderbolt/USB 4ポート、Magic Keyboard、Magic MouseまたはMagic Trackpadの構成で199,800円から。

10コアCPUと10コアGPUを搭載したiMacは、16GBのユニファイドメモリ(最大32GB)、256GB SSD(最大2TB)、4つのThunderbolt 4ポート、Touch ID搭載Magic Keyboard、Magic MouseまたはMagic Trackpadの構成で234,800円から。

24型4.5K/4,480×2,520ドットのRetinaディスプレイを搭載し、反射や映り込みを大幅に減らす、Nano-textureガラスのオプションも提供。太陽の降り注ぐリビングルームや明るい店頭などでもiMacを使いやすくなるという。Nano-textureガラスのオプションはプラス3万円。

カメラも強化しており、デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラを搭載。センターフレームでは、ビデオ通話中に全員がビデオの中央に収まるように自動調整するため、FaceTimeを使って家族が集まれる。デスクビューは、広角レンズを使って、ユーザーと、デスクを上から見た映像を同時に表示するため、教育者が生徒に授業の内容を示したり、クリエイターが最新のDIYプロジェクトを示せるという。ビームフォーミングを備えた3マイクアレイと、6スピーカーサウンドシステムも搭載する。外形寸法は547×147×461mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.42~4.44kg。

インターフェイスは、最小構成モデルでは2つのThunderbolt/USB 4ポート。その他は4つのThunderbolt/USB 4ポートで、4つのUSB-Cポートすべてが超高速データ転送を実現するThunderbolt 4に対応。Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3にも対応するほか、最小構成以外ではキーボードにTouch IDを搭載。ユーザーの切替などにも指紋で認証するTouch IDを利用できる。

iMacには、ボディとおそろいのカラーリングのキーボードとマウスが付属。マウスの代わりにトラックパッドも選べる。各アクセサリはUSB-Cポートを搭載する。

OSはmacOS Sequoia 15.1。英語(米国)では、Apple Intelligenceに対応し、システム全体で使える作文ツールにより、ユーザーは、すべての文章を書く場面で、書き直し、校正、要約を通じて、言葉づかいに磨きをかけられる。

また、再設計されたSiriでは、ユーザーはリクエストの方法を声とテキストの間でスムーズに移行できるほか、Macやその他のApple製品に関する質問に回答する。Apple Intelligenceはベータ版だが、新しいApple Intelligenceの機能は12月に提供開始され、今後数カ月で順次新機能が展開される。

画像生成の「Image Playground」、カスタマイズした絵文字「ジェン文字」、ユーザーのパーソナルコンテクストを参照してユーザーに合わせたインテリジェンスを提供するSiriなどに対応する。12月には、Siriと作文ツールにChatGPTが統合され、ツール間を行き来しなくてもChatGPTの専門知識にアクセス可能となる。

Apple Intelligenceの対応言語は、12月に、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、英国で英語のローカライズを予定。4月には、ソフトウェアアップデートにより対応言語を拡張予定で、1年間でさらに多くの言語に対応。日本語、中国語、英語(インド)、英語(シンガポール)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語などの言語に対応予定としている。