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Bluesky、1300万人突破 「有料プラン」開発中

分散型SNSのBlueskyは、ユーザー数が1,300万人を突破したと発表した。同時に1,500万ドル(約22.8億円、1ドル151.9円)の資金調達を発表している。今後の方針についても触れられており、追加機能を利用するための有料プランが検討されていることが明らかにされた。

シード期の次のステージであるシリーズAとして実施された1,500ドルの資金調達は、暗号資産関連の投資家が中心になっている。この点についてBlueskyは、テクノロジー企業としての哲学や、分散型SNSへの深い理解に基づく投資であると説明。これら投資家に影響される形で、Blueskyのアプリやそれを構成するATプロトコルが、暗号資産やブロックチェーンの技術を取り込んだり、サービス・体験を暗号資産関連で過度に金融化したりすることはないと明言している。

今回の資金調達により、コミュニティの支援や、信頼・安全性への投資、ATプロトコルの開発者エコシステム(ATmosphere)へのサポートを継続していく方針を表明している。

加えて、高品質な動画アップロード機能や、カラーやフレームによるプロフィールカスタマイズ機能などを利用できる有料のサブスクリプションプランの開発を開始する。

一方で、Blueskyは常に無料で利用できるとし、「有料プランに加入しているという理由だけでアカウントの表示順位を上げることはない」と説明。有料プランは純粋に追加機能を利用するためのものと位置付けている。

また、「活気あるクリエイターの自主的な収益化を支援したい」という方針も表明。ユーザーがお気に入りのクリエイターやプロジェクトを支援するための決済サービスを計画しており、今後の開発にあわせて詳細を発表する。ほかにも、さまざまな切り口でBlueskyを利用したり応用的に使うアプリが登場していることに言及しており、これらサードパーティ製アプリが独立して成長できるようなエコシステムにも注力していく。