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歩行者扱いのモビリティ「コモビ」 OpenStreetが堺市でシェア実証

OpenStreetは、大阪府堺市、大阪府住宅供給公社と連携し、歩行領域モビリティ「COMOVE(コモビ)」の無人シェアリングに向けた実証事業を11月27日に開始する。利用料金は無料。

コモビは、'23年4月の改正道路交通法の施行により新設された車両区分「移動用小型車」に分類される乗り物で、年齢制限はなく、運転免許は不要で利用できる。歩行者扱いで、走行エリアは歩道、路側帯。最高速度は時速6km、ヘルメット着用義務はなし。実証事業における利用対象者は18歳以上で身長140cm以上、185cm以下、体重100kg以下の人。

OpenStreetと堺市は、'20年3月に連携協定を締結後、「HELLO CYCLING」を導入。'24年7月からは泉北ニュータウン地域にてフル電動でペダルを漕がないことを特長とした自転車のように座って走行できる「電動サイクル」のシェアリングサービス実証事業を開始した。

コモビシェアは、「SENBOKU New Design」および「堺スマートシティ戦略」の理念や「SENBOKUスマートシティ構想」で示すコンセプトに基づき、公民連携で取り組みを推進する「SENBOKUスマートシティコンソーシアム」における、「モビリティWG」の取り組みの一環として実施。車両の貸し出し、メンテナンスなどの運用は大阪府住宅供給公社が担う。

なお泉北(SENBOKU)は堺市内の、住宅、商業、幼稚園や保育所、小学校から大学までの教育機関が集まる「泉北ニュータウン」がある地域。大阪市内中心から電車で約20分という利便性も特徴としている。

実証事業の実施期間は11月27日から12月25日、貸出場所は公社賃貸スマリオ 泉北センター(大阪府堺市南区茶山台1-2-1 泉ヶ丘センタービル2階)、貸出台数は2台。貸出方法はSENBOKUスマートシティコンソーシアムのWebサイトでの予約。