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金沢に「金箔タクシー」登場 乗車で"特製食用金箔"

冨士タクシーと金沢市の金箔メーカー・箔一は、金沢らしさの象徴とする幸運の金箔タクシーを製作。金沢市内の観光タクシーとして運行を開始した。冨士タクシーが金沢観光に訪れた人の思い出となるタクシーを作りたいという要望を箔一に伝えたことから実現したコラボレーション。

日本で生産される金箔の98%以上が金沢で生産されていることから、金沢らしさを象徴するタクシーとして、車体に金箔装飾を施した。金は風水でも縁起がよく、金運を呼ぶということから幸運のタクシーとして乗車した際に特別感を感じて欲しいという願いを込め、車体の半分以上に金箔を大胆に配置。金沢伝統の息吹が感じられる「箔あし」と呼ばれる箔の境界線がわかる装飾手法とし、シワを残すことで奥行きのある輝きを実現している。

これまで箔一は、レクサスの内装や、大阪駅の屋外に設置された時計塔など、自動車、新幹線、屋外オブジェなどの装飾実績がある。今回は厳しい北陸の気候でも耐えうる耐久性、耐摩耗性などの条件をクリアする技術開発力を活用し、金箔タクシーを実現した。

車両のナンバーは「777」。乗車特典として先着200名に、ナンバーに合わせて製作した特製食用金箔「幸運冨士777」を乗車人数に応じてプレゼントする。