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ドコモ、縦読みコミック制作スタジオを子会社化 コンテンツ“源流”強化

NTTドコモは、コンテンツ展開の強化の一環として、MUGENUPの全株式を取得し完全子会社化したと発表した。

MUGENUPはコンテンツの受託制作や制作管理ツールの開発なども手掛けるコンテンツ制作スタジオ。近年は、縦読みコミック制作スタジオとして国内最大規模の「MUGEN FACTORY」を運営しており、リソース確保が課題になりがちな制作現場において、制作フローの効率化などにより高品質な縦読みコミックの企画・制作に取り組んでいる。また、MUGEN FACTORYではドコモのオリジナル出版レーベルの作品制作も手掛けており、その際の協力関係が今回の子会社化のきっかけになったとしている。

ドコモはIP創出や多様な展開を強化している最中で、コミックはエンタメの“源流”として重視。中でも近年注目され拡大している縦読みコミックは、スマホ最適化やフルカラーなどが特徴で、映像化への親和性も高いとする。

MUGENUPの子会社化を発表するNTTドコモの宮原氏
MUGENUPの強みを語るMUGENUP 代表取締役の伊藤勝悟氏

今後の両社の目標は「オリジナル作品の制作から配信までを一気通貫で行ない、メディアミックス展開にチャレンジしていく」(NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー コンテンツサービス部 部長の宮原さおり氏)ことで、ユーザーとの強固な関係を構築していくとしている。