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アマゾン、配送用リヤカー付き電動アシスト自転車にパワフルな新型

Amazonは、日本で導入するリヤカー付き電動アシスト自転車の新モデルを発表した。機能性や安全性能が向上した新モデルで、商品を配達するデリバリーサービスパートナー(DSP)が狭い路地や過密地域で安全に配達できるようサポートする。米国テネシー州ナッシュビルで開催されたイベント「Delivering The Future」で公開されたもの。

リヤカー付き電動アシスト自転車は、2023年から導入を開始。自動車での通行が難しい地域での配達をスムーズにするため日本で独自に開発された。運転免許証を保有していなくても活用でき、温室効果ガスの排出量も少ない配達を可能にする。

今回、DSPからのフィードバックをもとに利便性を向上。より強力なモーターを搭載し、漕ぎ出しが簡単なため、軽い力でスムーズに加速でき、坂道登坂も楽になった。バッテリー性能も向上し、充電1回での走行距離を約30%延長。安全面では、より高硬度な素材を採用することで耐荷重を高め、ブレーキ性能も強化して雨の日も安全な運転をサポートする。

リヤカー付き電動アシスト自転車は現在、33の都道府県で数百台導入されており、毎月その数は増加している。電動アシスト自転車による配送の拡大は、Amazonの年次イベント「Amazon Academy」で発表された、Amazonが日本国内でラストワンマイル配送とドライバーの働き方に関わる施策の拡大に向けて行なう250億円の追加投資の一環となる。