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「宇宙に行った初めてのオメガ」第2世代スピードマスター復刻

スウォッチ グループ ジャパンは、「オメガ」の新作として、「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」を発表した。機械式の腕時計で、価格はブレスレットモデルが121万円、ストラップモデルが116万6,000円。直営ブティックで販売が開始されており、正規取扱店でも順次発売される。ストラップモデルは近日発売予定。

“宇宙に行った初めてのオメガ”として知られる、1959年発売のスピードマスター第2世代モデル「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」(CK2998)を、現代の技術で復刻したモデル。当時のヘサライト風防の盛り上がった形状を再現するサファイアクリスタル風防を装備するほか、オリジナルにインスパイアされたさまざまディテールを備える。ムーブメントは最新世代の高精度なムーブメントを搭載する。

ヘサライト風防の形状を再現するサファイアクリスタル風防

ステンレススチール製のケースは、第2世代のスタイルを踏襲するシンメトリーなデザインで、ポリッシュ&ブラッシュ仕上げ。ベゼルのリングはブラックアルミニウム製で、タキメータースケールが記される。初期のスピードマスターの代名詞である「ドットオーバー90」も備えた。

ダイヤルはCVDにより「ブルーグレー」に着色されており、これは1960年代に製造されたいくつかのCK2998のトーンを再現したものという。インデックスと時・分針のアルファ針には、ビンテージカラーのスーパールミノヴァが塗布され、中央のクロノグラフ秒針のバトン針は、転写されたマーキングとマッチするよう、ホワイトのニスで仕上げられている。

またこのモデルには、ダイヤルとリューズのそれぞれにビンテージのオメガロゴがあしらわれる。さらにケースバックには、シーホースのメダリオンをセットし、「SPEEDMASTER」「THE FIRST OMEGA IN SPACE」「OCTOBER 3, 1962」(宇宙に飛び立った日付)の文字が刻印される。

ムーブメントは機械式で手巻きの「コーアクシャル マスタークロノメーター キャリバー3861」を搭載。オリジナルが搭載していたキャリバー321の進化系に位置付けられるムーブメントで、現代で最高水準の精度、性能、耐磁性を備える。パワーリザーブは約50時間、振動数は21,600振動/時、石数は26石。

防水性能は50m防水。本体サイズはケース径が39.7mm、厚さが13.4mm。

ステンレススチール製ブレスレットが組み合わされるモデルのほか、ブラックまたはブラウンのレザーが組み合わされた、計3モデルがラインナップされる。

310.30.40.50.06.001、121万円
310.32.40.50.06.001、116万6,000円
310.32.40.50.06.002、116万6,000円