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ココイチ初 木造建築の環境配慮型店舗
2024年10月7日 14:18
「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する壱番屋は、木造建築や太陽光発電などを採用した業態初の環境配慮型店舗として、石川県金沢市の金沢小坂店を移転オープンした。
壱番屋が「壱番屋長期ビジョン2030」の重点項目の一つとして掲げている「環境にやさしい取り組み」を推進する一環として、「金沢小坂店」を移転オープンした。
同社はすでに、直営店への太陽光発電やCO2フリー電気の導入、廃食油の100%リサイクル、石油由来プラスチックの削減などの取り組みを導入してきたが、金沢小坂店は、そうした環境配慮の取り組みを一層加速させるモデル店舗としての役割を担う。
具体的には、太陽光発電を導入し電気使用量の約10%をまかなうほか、遮熱シートや複層ガラス、空調循環装置の導入で空調使用量を抑制し、直営店の2022年度実績と比較して店舗のCO2排出量を約60%削減する。
木造建築を採用。外壁には国産木材の端材を原材料とした「オフセットサイディング」を採用し、店舗新築時のCO2排出量を、鉄骨造の新築と比較して約29トン削減する。
このほか節水型機器を導入し、水の使用量を移転前と比較して年間約10%削減。生ごみ処理機を導入し廃棄する生ゴミをゼロにする。駐車場には再生技術を使った環境にやさしいアスファルトを使用している。
「カレーハウスCoCo壱番屋 金沢小坂店」の所在地は石川県金沢市小坂町北214-1。営業時間はは11時~23時30分(ラストオーダー)。座席数は45席、駐車場は19台。
壱番屋では、新築時のCO2削減効果が大きい木造建築と、継続的なCO2削減に寄与する太陽光発電について、今後も条件の合う店舗へ導入していく考えで、すでに今期出店する新店への導入を予定している。そのほかの取り組みも、導入効果などの検証を行ない、既存店・新店への展開を検討していく。