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AI削除を強化した「Adobe Photoshop Elements 2025」
2024年10月2日 21:08
アドビは、Adobe Photoshop Elements 2025とAdobe Premiere Elements 2025を公開した。3年間ライセンスの価格は、Photoshop Elements 2025が19,580円、Premiere Elements 2025が27,280円。
複数の写真を組み合わせたり、クリエイティブな要素を加えるなどの新機能を追加。コラージュやスライドショー、リールの作成、写真やビデオの整理ができる機能も追加している。また、モバイル版のコンパニオンアプリ(ベータ版)の提供も開始した。
Photoshop Elements 2025
ブラシでなぞるだけでオブジェクトを削除できる、AI搭載の「削除ツール」と「オブジェクトの削除」ガイド付き編集機能を強化。どのような対象でも数秒で削除できる。
AI搭載の「焦点範囲」フィルターも強化。ピントを合わせたい場所を選択すると、フィルターが必要な部分だけに自動的にぼかしをかけ、リアルな被写界深度を追加できる。ぼかしの強度、焦点距離、焦点範囲などの詳細パラメーターを手動で調整することも可能。
「自動選択ツール」で変更したいオブジェクトを選択し、新しいカラーを適用することもできるほか、複数の写真をシームレスに組み合わせ、多彩な要素を加えることで、独創的な画像を作成することも可能。
その他、ワンクリックでカメラの動きを表現したり、モーションエフェクトの追加、テクスチャなども提供。Apple M3チップも正式にサポートする。
Premiere Elements 2025
テキストコントロール機能によりストーリーに適切なテキストスタイルを設定可能なほか、ホワイトバランスツールを強化。雪や雲など白いディティールを鮮明に際立たせることが可能。また、タイムラインをシンプルにして操作性を向上している。LUTによるカラー調整にも対応した。
モバイル版コンパニオンアプリ(ベータ版)
Adobe Elements web版には、被写体の手前にムービングオーバーレイを追加したり、のぞき見オーバーレイにより、作品に奥行き感を与えることが可能。背景の自動置換や、パターン装飾、ルック調整、コラージュやスライドショーの作成も可能になった。Elementsで編集した写真やビデオにブラウザからアクセスし、閲覧、共有もできる。
新たにモバイル版コンパニオンアプリ(ベータ版)の提供も開始。パターンオーバーレイの追加や、スライダーによる明るさ、カラー、効果の調整を行なえるほか、クイックアクションにより、トリミング、角度補正、背景の削除、トーン向上などをワンクリックで行なえる。スマートフォン内のファイルやフォルダーから写真を取り込んだり、Adobe Elements web版を通じて作品を閲覧・表示することも可能。