ドコモ、EC強化に向けた新サービス「dポイントマーケット」　dマーケット刷新

NTTドコモは、ドコモのサービスを紹介するポータルサイト「dマーケット」をリニューアルし、買い物をするだけでdポイントが最大20%たまるネットショッピングサービス「dポイントマーケット」を、10月8日から開始する。

dポイントマーケットは、同サービスを経由して買い物をすると、「dポイントクラブ」会員ランクに応じてdポイントを最大1.5％獲得できる。加えて、ネットショップごとに設定されているショップ特典を加えることで、最大20%のdポイントが還元される。

また、ショップで購入した際に各ショップが発行するポイント(dポイントを含む)も獲得でき、複数のネットショップの商品をまとめて検索し、商品の詳細情報を確認でき、そのままネットショップへ遷移して購入可能。

dポイントマーケットの類似サービスとしては、「楽天リーベイツ」や「LINEブランドカタログ(旧LINEショッピング)」が挙げられる。dポイントマーケットのサービス開始時は家電、食品、日用品、ファッション、本などさまざまなカテゴリの約150サイト、1,000万点以上の商品を取り揃えており、PCやスマートフォンなどのブラウザや、Android版アプリから利用できる。

ドコモによれば、dポイントについて、街での利用については一定の評価を得ているが、「オンラインでの対応が十分ではない」という声は多いという。そのため、dポイントが使えるECの強化として、「dポイントマーケット」を展開。dポイントの顧客基盤を活かして、ECの拡大を目指す。

dポイントマーケットの参加加盟店は、約1億の「dポイントクラブ」顧客基盤を活用し、商品の販売促進が可能。マーケティングデータの取得やドコモデータを活用した広告出稿、キャンペーン実施なども行なえる。また、各加盟店の商品データを連携することで商品単位での表示が可能で、商品を検索して訪問する購買意欲の高いユーザーを獲得することができるという。ショップのdマーケットプレイス参加料金は、月額5万円(税別)。

dポイントプログラム改定キャンペーンも

また、ドコモは10月3日から順次「dポイントプログラム」を改定。長期利用特典を縮小し、「いつでも貯まる。いつでもおトク」ポイントとして、d払いとの連携強化やエントリーしやすさに配慮した改定を行なう。

同プログラムでは、dポイント獲得数に応じて、1つ星から5つ星まで「5つのランク」を用意。ランクアップするごとにdポイント加盟店でのdポイント進呈倍率が上がる「ポイント倍率アップ特典」などを展開する。

改定を記念した「dポイントクラブリニューアル記念 最大全額Pt還元！総額2億円分が40万名に当たるキャンペーン」も10月3日から11月30日まで開催する。「d払い」の支払い方法を「dカード」に設定の上、期間中に街のd払い加盟店で合計5,000円(税込)以上利用すると、12月10日時点のランクが2つ星以上のユーザーを対象に、抽選でdポイント(期間・用途限定)を最大全額還元するもの。当選者数は2カ月合計で約40万名。