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Notion、Googleドライブ連携など「Notion AI」を刷新

コラボレーションソフトウェアの「Notion」は、新しい「Notion AI」を発表した。ユーザー自身のNotionワークスペースやSlack、Google ドライブなどの連携ツールが持つ情報と、GPT-4やClaudeの情報とを掛け合わせ、ユーザーが持つコンテキストや背景情報に即したアシスタントのように動作することを目指す。

Google ドライブやSlackと連携

Notion AIはNotionのワークスペース上で動作するAIサービス。'23年当初はライティングをサポートする「AIライター」から開始し、Notion内に蓄積した情報をAIが検索して回答を提供する「AI Q&A」、Slackなどと連携する「AI コネクター」の機能強化を続けてきている。

新しいNotion AIでは、Google ドライブとの連携(ベータ版)に加え、GPT-4やClaudeなどの大規模言語モデルの情報を活用した回答、PDFや画像ファイルからの情報抽出などに対応する。

Introducing the new Notion AI

SlackやGoogle ドライブとNoitonを連携することで、Notionワークスペースを離れずに、両プラットフォームの情報にアクセス可能になる。これにより、プロジェクトの締め切りや、重要なメッセージ、更新情報などを探す時間と手間を削減できるという。

LLMとの連携では、Notion AIがチャットボットのように、一般情報をもとにトピックについてユーザーと会話できるようになる。ブレインストーミングやプロジェクトの進捗確などに活用できるという。

また、PDFや画像ファイルから、必要な情報や次のアクションなどを、ファイルを開かずに抽出可能。PDFファイルの要約や画像の文字起こし、資料に挿入された図表やグラフの解説などに対応する。

その他、ワークスペース内の情報についての質問にすぐに回答できるほか、文章の書き直しや修正提案、文法訂正などに対応する。また、「AIアイコン」も刷新した。