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最後のH-IIAロケット「50号機」コア機体完成
2024年9月25日 20:28
三菱重工業は、H-IIAロケット最終号機となる50号機のコア機体の製造を完了した。同社の名古屋航空宇宙システム製作所 飛島工場(愛知県飛島村)で製造したもので、今後、鹿児島県種子島の種子島宇宙センターへ向けて出荷される。
H-IIAロケットの初号機は2001年に打上げ。日本の基幹ロケットとしてさまざまなペイロードを宇宙へ送り届け続け、これまでに計48機を打ち上げに成功。現在までの打上げ成功率は約98%となった。H-IIAロケットは50号機の打上げをもって退役し、新型のH3ロケットに役割を引き継ぐ。
三菱重工は、2007年にロケットの製造から打上げまでを一貫して担う打上げ輸送サービスをスタート。2013年からはH-IIBもラインアップに加えている。