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イオン一体型マンション「ブランズ伏見桃山」 専用カートで玄関まで運べる

建物外観(北西側)

東急不動産は、イオン一体型分譲マンション「ブランズ伏見桃山」が竣工したと発表した。1・2階部分にイオン店舗が開業し、マンション入居者専用カートの設置や専用買物バッグの配布を予定している。

イオン一体型の分譲マンションの建設は京都府初。入居者はイオン店舗内に専用カートで乗り入れ、レジを通過し、各住戸玄関までのカート横付けが可能となる。ポリ袋やエコバッグへ詰め替えや、住戸玄関まで荷物を持つ必要がなくなる。ポリ袋使用量の削減にもつながるとしている。

また、イオンネットスーパー購入商品の個別宅配ロッカーへの配送(有償)や店舗入口付近のピックアップロッカーの設置、共用部備品の一部へのイオンの環境配慮商品である「グリーンアイ」の使用も行なっている。

イオン薬局では年中無休で全国の医療機関の処方せんを受け付けるほか、オンラインで服薬指導を薬剤師から受けられるサービスや、調剤された医薬品が自宅に届くサービスも予定している。

生活利便性の面では商業施設一体型であることのほか、全住戸の玄関前に鍵と連動した住戸専用宅配ロッカーを設置。イオンネットスーパーをはじめとした各オンラインストアの荷物を手間なく受け取れる。宅配業者は配達のたびに日替わりの暗証番号を入手する必要があり、高いセキュリティ性を備えるとしている。

個別宅配ロッカーシステム概念図

そのほか、各階にゴミ置き場、4階共用棟には個室ブース付きのワークスペースを設置している。

マンション全体については、生命や自然とのつながりを重視し、建築物に自然の景観、天然素材、観葉植物などを取り入れた、日比谷花壇監修のバイオフィリックデザインを特徴としている。

中庭(オーナーズガーデン)
日比谷花壇監修のバイオフィリックデザインを導入したラウンジ兼集会室(グリーンラウンジ)

また、環境対応への取り組みとして「低炭素建築物認定取得」「太陽光パネル設置」「屋上緑化」を実施する。太陽光発電設備とともに蓄電池も導入。日中発電した電力を夜間の共用部で使用することによるCO2排出削減のほか、災害時でも共用廊下・共用ラウンジ・管理室等の照明を維持できるなど、防災面での取り組みにもつなげている。加えて、受水槽に設置された取水口により、停電・断水を伴う大規模災害時にも生活用水の利用が可能となっている。

所在地は京都市伏見区御堂前町616-1他(計3筆、地番表示)で、京阪本線 伏見桃山駅から徒歩4分、近鉄京都線 桃山御陵前駅から徒歩6分。規模は、敷地面積4,667,88m2、延床面積15,600.71m2、地上7階、総戸数114戸。