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幕張海浜公園にイベントステージ・カフェ・フィットネス

全景(パース)

千葉市は、幕張海浜公園活性化施設整備・運営事業の事業予定者を決定した。広場を中心とした3つのエリアを整備し、スポーツテナント、カフェ、多目的フィットネススタジオを展開する。2027年夏頃に供用開始予定。

千葉市では、幕張海浜公園のBブロック「にぎわいの広場およびその周辺区域」において、公園の魅力向上を目的に、民間活力導入による再整備に取り組んでいる。同事業の事業者提案を募り、事業予定者を「カイマクパートナーズ」に決定した。カイマクパートナーズは代表企業の三井不動産、および構成企業の新日本建設、西武造園で構成される。

提案におけるコンセプトは「ひとも緑も健やかに。~ウェルネスライフの幕開け~」。スポーツ・健康を通じて心豊かに生活できるウェルネスライフをテーマとし、地域に長く愛され、人々を惹きつける幕張新都心の都市ブランドを牽引する公園を目指す。

広場を中心とした3つのエリアを整備。イベントやマルシェの開催を通じてウェルネスライフを体現する「アクティブエリア」、BBQや野外活動を通じて緑の中で交流をはぐくむ「コミュニティエリア」、ステージイベントを呼び込むハレの広場「ステージエリア」を展開する。

全景(イラスト)

また、広場には開かれた建物を設置。スポーツテナントを誘致してスポーツをテーマに来訪を促す「Park WEST」と、カフェや多目的フィットネススタジオを誘致して交流を促す「Park EAST」を計画している。

周辺と公園全体を繋ぐ園路の充実も目指しており、円形広場に沿った公園全体を繋ぐ「リングパス」、明るく快適な緑陰で園内を通行できる「コモレビフォレスト」を整備する。

今後、10月頃に基本協定を締結し、'25年12月頃に事業計画の認定、'26年1月頃に工事着手、'27年夏頃に供用開始を予定している。

幕張海浜公園の設置年は1987年、所在地は千葉市美浜区ひび野2-116、公園面積は71.9ha(A・B・Cブロック19.4ha)。幕張海浜公園は県立公園で公園管理者は千葉県だが、幕張新都心の魅力的なまちづくりを推進するため、千葉県と千葉市の協議を経て、2019年から千葉市がA・B・Cブロックの主体的な管理運営を行なっている。D~Gブロックは千葉県が管理。