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新宿ミロード、25年3月16日閉館 40年の歴史に幕

新宿駅直結の商業施設「新宿ミロード」が2025年3月16日をもって閉館する。40年の歴史に幕を下ろすこととなる。

新宿ミロードの開業は1984年で、'24年に40周年を迎える。新宿ミロードを含めた新宿駅西口一帯の開発計画の進捗に伴い、閉館することとなった。新宿ミロードのモザイク通りとモール2階は'23年3月に営業を終了し、解体工事が進められている。

左手前側が小田急百貨店本館跡地、右奥がすでに営業を終了しているモザイク通りの跡地(8月23日撮影)

跡地で進められるプロジェクトは小田急電鉄、東京メトロ、東急不動産による「新宿駅西口地区開発計画」で、小田急百貨店本館跡地を含めたエリアに新たなランドマークが建設される。周辺では京王百貨店や新宿ルミネ1、甲州街道をまたいだ渋谷区代々木2丁目を含むエリアにおいて、新宿駅西南口地区の開発計画も進められている。

新宿駅西口地区開発計画

新宿ミロードを運営する小田急SCディベロップメントは、西口地区開発計画のうち「B区」の構想に関する協議・検討を小田急電鉄とともに進めており、新宿ミロードの運営ノウハウを活かした商業施設をさらに発展させるとしている。

B区の規模は、地上8階・地下2階、敷地面積約7,660m2、延床面積約28,000m2。主要用途は商業、駅施設等。竣工は2029年度予定。

閉館を前に、新宿ミロードではフィナーレキャンペーンが'24年10月4日から'25年3月16日まで開催される。開始日の10月4日は開業40周年の記念日に当たる。