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ミズノとJR東海、新幹線再生アルミの金属バット第2弾 「0系」モデル

JR東海、ミズノ、ジェイアール東海商事は、東海道新幹線の車両に使用していたアルミをリサイクルした子供用の金属バットの第2弾を10月1日に発売する。デザインは、初代新幹線「0系」をモデルとしている。価格は17,600円。

JR東海グループは新幹線車両に使用されていたアルミから付着物を取り除いて、高純度のアルミ合金のみを抽出する手法を開発し、アルミのマテリアルリサイクルを実現。JR東海グループとミズノは、N700系車両(一部700系車両)をリサイクルした東海道新幹線再生アルミを使用した金属バットを共同開発し、第1弾を'23年8月に発売した。

第1弾

1971年に登場したミズノの「日本で初めて製造・販売した国産の金属バット」と、1964年に登場した「日本で初めての新幹線0系」は同じ時代を歩み、進化を遂げてきた歴史がある。そこでJR東海とミズノは「夢を追いかける少年少女を応援していきたい」との思いから、東海道新幹線開業60周年を記念して、第2弾を発売する。

商品名は「0(ゼロ)KONG-1964」。デザインは、バットのキャップ部分を新幹線のノーズに見立て、新幹線0系の独特な愛らしいフォルムを表現している。窓は1964年当初の「0系初期型」で用いられていた大型タイプをイメージしている。バットの形状は第1弾と同じ。

サイズは74cm/440g、カラーはホワイト×ブルー、ターゲットは小学校1~3年生および新幹線ファン。数量は500本を予定しており、ミズノ直営店、ミズノ公式オンラインで販売する。9月19日に予約開始。

今後も新幹線デザインバットのラインナップ充実を図るほか、従来のバットの材料として商品展開の拡大を検討する。

東海道新幹線再生アルミは、アルミを新製する場合に比べ、製造時に必要なエネルギーを抑えられるため、CO2排出量を97%削減できるという。用途については、新幹線車両に使用されていた強度の高いアルミの再生素材のため、装飾のほか建築材料や精密機械にも使用できるとしている。