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トンボ、マークシートテスト専用シャープペン「モノワーク」

トンボ鉛筆は、マークシートテストで速く濃くマークできるシャープペン「モノワーク」と、モノワーク用のシャープ芯「モノワーク用 HB/B」を9月25日に発売する。

価格は、シャープペンの「モノワーク」が594円、限定色の「モノワーク フルブラック」が792円、シャープ芯の「モノワーク用 HB/B」が220円。

モノワークは、トンボ鉛筆として初めてとなる芯径1.3mmのシャープペン。1.3mmのシャープ芯は0.5mmのシャープ芯の6.8倍の断面積を持ち、マークする効率を高める。また、トンボ鉛筆が実施した200問塗りつぶし実験では、0.5mmのシャープ芯と比較して1.33倍速くマークできたという。

グリップの軸は直径11.5mmで、グリップ部には長さ40mmのノンスリップラバーグリップを採用しており、筆圧がかかりやすく、ムラなくシートにマークできる。また、シャープペン先端にはガイドパイプ加工を施しており、解答欄の周りを明るく見通しよくしている。また、ペン先に一体の金属を加工することによりガタつきやブレを防止している。

シャープ芯の機構には、親指で芯を出すサイドスライドノックを採用している。ノックボタンは長さ19mm、幅5mmのショートサイズで、筆記中に手の甲が当たらないよう工夫されている。さらに、ボタンはラバータッチ仕上げで、ペンの転がりも防げる設計となっている。試験会場への持ち込みを意識し、本体には英字などの記載を行なっていない。

消しゴムについては同社のシャープペン「モノグラフ」と同じ回転くり出し式ホルダー消しゴムをボディエンドに搭載している。消しゴムの直径は5.3mmで、プラスチック消しゴムの「モノ消しゴム」とは異なる合成ゴムを採用。くり出し消しゴムは予備と考え、マークシートを消す際には字消し力で優るモノ消しゴムの使用を推奨している。

ボディカラーは、モノカラー、スモーク、ホワイト、グリーン、ピンク、限定色フルブラックの6色。

モノワーク用のシャープ芯は8本入りで、同シャープ芯のマークの読み取り試験では、読み取り精度99.99%の評価を得ている。この読み取り精度は、トンボ鉛筆の「マークシート用鉛筆」と同じ精度。強度も0.5mmと比べて3.7倍強く、マーク中に芯が折れにくくなっている。また、シャープ芯1本でHBは約682m、Bは約276mの筆記距離を持ち、HBの場合、シャープ芯1本で34,100問のマークが可能。消去性能も高く、消しゴムで消して訂正した後の解答欄に残る黒鉛等の残留は5%で、鉛筆芯と同水準。

モノワークは、マークシート以外にもアイデアスケッチやスポーツのスコアペン、日常使いのシャープペンなど、さまざまなシーンに適しているとしている。