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グーグル、検索や広告で画像の出所証明技術に対応へ

Googleは、画像の来歴(出所)証明技術に関する取り組みの進展を報告し、Googleの主要なサービスに導入する予定とアナウンスした。

Googleは2024年のはじめ、C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)に運営委員会メンバーとして参加すると表明し、最新版であるContent Credentials 2.1の共同開発にも携わってきた。今後数カ月のうちに、この最新版のContent Credentialsを主要サービスのいくつかに導入する。

Google 検索では、画像にC2PAのメタデータが含まれる場合に、ユーザーは「この画像について」機能の説明から、AIツールで作成や編集がされたかどうかを確認できるようになる。この機能はGoogleの画像検索、レンズ、かこって検索で利用できる。

Googleの広告においては、C2PAメタデータの統合を進めており、C2PAのメタデータの有無でポリシーをどう適用するか判断する仕組みを構築していく。

またYouTubeでは、カメラで撮影されたコンテンツについて、C2PAのメタデータが含まれる場合にどのように表示するかを検討中で、2024年の後半に進展を報告するとしている。

Googleでは、これらの取り組みは出所証明技術の実装を検討している中のほんの一部としており、今後も多くの製品・サービスに導入していく方針。多くのサービス企業・メーカーに対しても、C2PAのContent Credentialsを採用するよう呼びかけている。