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Google検索の“キャッシュ”復活 インターネットアーカイブにリンクで
2024年9月12日 12:30
Googleは、検索結果のページからWebサイトの過去のバージョンを見られるよう、インターネットアーカイブにリンクする機能を追加した。
GoogleがX(旧Twitter)に投稿した説明によれば、研究者をはじめ多くのユーザーがWebサイトの旧バージョンを見られることを重要視しており、インターネットアーカイブの「Wayback Machine」へのリンク機能を追加することになったとしている。
We know many people, including those in the research community, value seeing previous versions of webpages when available. That’s why beginning today, we're adding links to the Internet Archive's Wayback Machine to our "About this result" panel, to give people quick context and…pic.twitter.com/TbpSo9ohHb
— Google SearchLiaison (@searchliaison)September 11, 2024
「Wayback Machine」は、米国の非営利団体であるインターネットアーカイブが保存しているWebサイトを閲覧できるサービス。インターネットアーカイブは古いものを含めて8,660億以上のWebページを保存している。従来、アーカイブに対する検索方法などは限られていたが、Google 検索の結果からアクセスできるようになることで、利便性が高まることも期待される。
利用方法は、検索結果の横にある3つの点をクリックし、「このページの詳細」をクリックしてウィンドウを表示する。そこにある「以前のバージョンを見る インターネットアーカイブのWayback Machine」のリンクをクリックすると、インターネットアーカイブの「Wayback Machine」(web.archive.org)の該当のページに移動し、過去のバージョンを見られる。
Googleは長らく「キャッシュ」機能として、検索結果に表示されるWebサイトの過去(クロール時)の状態を見られる機能を提供していたが、最近になって密かに廃止されたため、一部では不満の声があがっていた。