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Google検索の“キャッシュ”復活 インターネットアーカイブにリンクで

Googleは、検索結果のページからWebサイトの過去のバージョンを見られるよう、インターネットアーカイブにリンクする機能を追加した。

GoogleがX(旧Twitter)に投稿した説明によれば、研究者をはじめ多くのユーザーがWebサイトの旧バージョンを見られることを重要視しており、インターネットアーカイブの「Wayback Machine」へのリンク機能を追加することになったとしている。

「Wayback Machine」は、米国の非営利団体であるインターネットアーカイブが保存しているWebサイトを閲覧できるサービス。インターネットアーカイブは古いものを含めて8,660億以上のWebページを保存している。従来、アーカイブに対する検索方法などは限られていたが、Google 検索の結果からアクセスできるようになることで、利便性が高まることも期待される。

利用方法は、検索結果の横にある3つの点をクリックし、「このページの詳細」をクリックしてウィンドウを表示する。そこにある「以前のバージョンを見る インターネットアーカイブのWayback Machine」のリンクをクリックすると、インターネットアーカイブの「Wayback Machine」(web.archive.org)の該当のページに移動し、過去のバージョンを見られる。

Googleは長らく「キャッシュ」機能として、検索結果に表示されるWebサイトの過去(クロール時)の状態を見られる機能を提供していたが、最近になって密かに廃止されたため、一部では不満の声があがっていた。