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ゆうパック、ホテルから楽に発送できるラベル印字サービス アプリ不要

日本郵便は、ホテルからのゆうパックの発送手続きについて、スマホを使って簡単に行なえる旅行者向けゆうパックラベル印字サービスの試行を、10月1日からアパホテル&リゾート<六本木駅東>で開始する。今後順次提携先を拡大予定。

日本郵便ではこれまでも、「郵便局アプリ」など郵便局から簡単にゆうパックを発送できるようにするためのサービスを提供してきた。今回新たに、ラベルの手書きやアプリのインストールが不要な、多言語対応の旅行者向けゆうパックラベル印字サービスの提供を試行開始する。対応言語は日本語、英語で、中国語、韓国語を今後追加予定。

利用方法は、提携ホテルに設置した案内資料内の二次元コードをスマートフォンなどで読み取り、専用サイトにアクセスして荷物発送に必要な情報を登録。ゆうパックラベル印字用の二次元コードを取得する。

二次元コードを提携ホテルに設置した専用プリンタのスキャナで読み取り、ゆうパックラベルを印字。提携ホテルのカウンターに印字されたゆうパックラベルと荷物を持ち込み、発送手続きを行なう。

利用可能な商品は元払いとする一般ゆうパック。それ以外の、ゴルフゆうパック、スキーゆうパック、空港ゆうパック、重量ゆうパック、チルドゆうパックなどは対象外。また、セキュリティ、本人限定受取、あて名変換、代金引換などの特殊取扱サービスは利用できない。

日本郵便では、国内・訪日外国人旅行者数が回復・増加傾向にあることから、旅行中のホテルの移動や、自宅とホテル間で荷物を発送する場合など、宿泊先を起点とする荷物の取り扱い数量の増加を見込んでいる。これらの荷物発送の簡便化により利便性向上やコスト削減を図り、ゆうパックの利用促進を狙う。