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将棋会館が移転 「ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル」竣工

ヒューリックが渋谷区千駄ヶ谷一丁目で開発を進めていた「(仮称)千駄ヶ谷センタービル建替計画」において、「ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル」が9月2日に竣工した。

JR中央・総武線「千駄ケ谷駅」、都営大江戸線「国立競技場駅」から徒歩2分の場所に位置。視認性と利便性に優れたオフィス・店舗ビルで、「将棋のまち」として親しまれる千駄ヶ谷のシンボルとなる施設としている。

1階には日本将棋連盟の将棋会館が移転。将棋連盟の創立100周年となる9月8日には、新将棋会館完成の式典も開催された。また、新将棋会館の一角に併設され、将棋道場、ショップ、カフェで構成される店舗「棋の音(きのね)」が10月1日に開業する。

特別対局室イメージ
棋の音イメージ

1階の将棋会館部分と一部の店舗部分については将棋連盟が取得し、今後、ヒューリックと将棋連盟の共同所有建物として運用される。

2階から4階は外部テナントへ賃貸するオフィスで、ファッション・アパレルアイテムの企画・仕入および販売を行なうユナイテッドアローズが全区画一括で入居することが決定している。2025年春ごろ開業予定。

建物は4,500m2超の大規模敷地という特徴を活かし、基準階最大900坪超の大型フロアプレートの建物を実現した。共用部には吹き抜け空間の屋内階段を設け、回遊性のある施設構成としている。また、建物の耐震性能として保有水平耐力1.5倍を確保。省エネ機能として建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)のZEB Ready認証を取得している。

オフィスは、新宿御苑や明治神宮外苑をはじめとした大規模な緑地帯に囲まれる立地を活かし、自然素材をまとった外観デザインを取り入れる他、自然光を取り入れた共用部吹き抜け空間や4階テラスと屋上に緑地を設けることでウェルネス空間を実現する。

正面アプローチ
1階オフィスエントランス
基準階共用部
オフィスフロア

所在地は、東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目18番5号。敷地面積は4,528.91m2。延床面積は14,976.96m2。建物は鉄骨造、鉄筋コンクリート造、地上4階、地下1階。