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グランドセイコー「45GS」復刻 手巻きメカニカルの金字塔
2024年9月7日 10:00
セイコーウオッチは、「グランドセイコー」ヘリテージコレクションの新作として、1968年に発売された「45GS」の復刻デザイン限定モデル2機種を11月9日に発売する。機械式で手巻きの腕時計。価格と数量は、ステンレススチール版が134万2,000円で、世界限定1,200本、うち国内は425本。18Kイエローゴールド版は423万5,000円で、世界限定200本、うち国内は175本。
グランドセイコー独自のデザインを確立した「44GS」に続き、翌年の1968年に発売されたのが「45GS」。ブランド初となる手巻きで10振動のハイビートムーブメント「キャリバー4520」を搭載しており、姿勢差や外乱に対して安定した高精度を実現、高い評価を獲得した。
今回発売の新製品は、45GSのオリジナルデザインを再現したデザインが特徴。その上で、2024年4月に発表された、グランドセイコーの最新の手巻き・10振動のメカニカルムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載する。
外観デザインは、鏡面でフラットな表面やカーブが特徴的なエッジのきいたケースを、現代の技術で再現。ダイヤルのロゴや文字、45GSを開発した第二精工舎のロゴマークなどもオリジナルを再現している。カラーラインナップも当時をオマージュし、ステンレススチール(SLGW005)に加えてイエローゴールド(SLGW004)をラインナップした。
オリジナルにはない現代的な仕様として裏蓋はシースルーバック。巻き上げる際に細かく動く部品も見られるようになっている。ムーブメントの精度は静止時で平均日差+5~-3秒、携帯時は日差+8~-1秒。パワーリザーブは約80時間。振動数は36,000振動/時(10振動/秒)。石数は47石。
防水性能は3気圧防水。風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス。ストラップはクロコダイル。本体サイズはケース径が38.8mm、厚さが10.4mm。