ニュース

佐賀県に初の電動キックボードシェアサービス

次世代モビリティ事業を展開するBRJは、9月8日~12月8日の期間、佐賀県佐賀市で電動キックボードシェアリングサービスの実証実験を、佐賀市と連携して実施する。

佐賀市には、2023年5月にSAGAアリーナが開業し、年間で約49万人が来場。今年の9月から10月は、国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会のメイン会場として、多くの来場者で賑わう予定という。

しかし、最寄りの佐賀駅からアリーナまでは約1.5km離れており、移動手段は主にバス・タクシー・徒歩となる。そのため、来場者の多くは佐賀駅とSAGAアリーナ間の2点間の往復となり、周辺地域や中心市街地への経済波及効果が限られているのが現状という。

本事業は、当該地域において移動手段の多様化と経路選択の自由度を高めるために行なわれるもの。これにより、域内の回遊性を向上させ、アリーナ開業により生まれた人の流れを中心市街地まで「面」的に広げ、経済波及効果を拡大する。

ポートが設置されるのは、佐賀駅北側「佐賀駅北第二自転車駐車場」と南側「SAGA MADO(観光案内所)」。配備台数は電動キックボード10台。料金は30分毎300円、別途1時間500円・3時間1,000円のパック料金あり。また、9月7日には佐賀駅前交流広場、11月上旬にはSAGAサンライズパークで体験乗車会も行なわれる。

佐賀市は実証実験を通じて、電動キックボードの利用状況、回遊性の向上、交通行動の変化、安全性、事業の採算性等について検証し、多様なモビリティ導入の有効性および課題を明らかにするとしている。