手ぶら決済「サクララ」スタート コンビニや鉄道などで導入

東武鉄道と日立製作所は、4月11日から東武ストア3店舗で導入を開始していた、生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームについて、コンビニ、家電量販店、ショッピングモール、東京スカイツリー、鉄道などさまざまな業種での本格展開を開始した。全国100カ所以上に順次導入する。これにより、カードやスマートフォンを使わなくても、手ぶらでの決済やポイント獲得などが可能になる。

9月3日より東京ソラマチ 1F、9月26日より福岡天神の商業施設ソラリアステージ(西日本鉄道運営)の催事スペースで実施するポップアップストアをはじめ、11月には埼玉県越谷・川越エリアの飲食店など約20店舗で利用可能になる。2024年度中には東京スカイツリーのオフィシャルショップ、2025年度には上新電機の大阪2店舗と東武東上線の座席指定制列車「TJライナー」、2026年度にはファミリーマートにて導入を開始予定。

2025年度には、指静脈認証に加え顔認証を可能とし、将来的な鉄道改札への導入など、さまざまなユースケースを検討する。また、国内の主要なポイントサービスにも対応する計画で、利用者は手ぶらでさまざまなポイントを獲得できるようになる。

本格展開に合わせ、利用可能な店舗が一目でわかるようにサービス名称を「SAKULaLa(サクララ)」、公式キャラクターを「サクラッコ&ララガイ」に決定。さらに、ジェーシービー、DGフィナンシャルテクノロジー、博報堂を協力パートナーとして、普及拡大に向けた検討を行なう。