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コカ・コーラ、「ジョージア」コーヒー缶を世界最軽量に

軽量アルミ飲料缶を採用する「ジョージア」対象製品の一部

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、世界最軽量化を実現したというアルミ飲料缶を採用する「ジョージア」缶製品の販売を開始した。茨城工場と埼玉工場で製造し、8月から関東エリアで販売が開始されている。

東洋製罐が開発した缶底耐圧強度向上技術(CBR、Compression Bottom Reform)を使用することで、190mlの202径SOT(ステイ・オン・タブ)缶の空缶として世界最軽量化を実現した、185gアルミ飲料缶(内容量185gサイズのアルミ缶)。「ジョージア」缶全製品に採用される。

従来製品の185gアルミ飲料缶より、1缶当たり13%の資材使用量を削減し、缶胴部の重量は7gから6.1gになった。缶全体の重量は9.7gから8.8gに軽量化される。

東洋製罐が開発したCBRは、従来の製缶技術と比べて高い缶底耐圧強度を提供でき、品質と軽量化が両立できる革新的技術としている。また、アルミ材料の使用量削減にともなう温室効果ガスの排出量減少にもつながるという。2023年2月には、CBRを使用した350ml軽量アルミ飲料缶が一部製品に導入されていた。

右の缶がCBRを採用したもの
CBRのイメージ

容器の軽量化は継続的に取り組まれており、今回のコーヒー185g缶を例にとると、1983年に41gだったところが、2023年時点で9.7gにまで軽量化されていた。またPETボトルなども継続的に軽量化が図られている。

容器の軽量化