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LINEヤフー、「スマホ防災」など台風・地震対策を公開

LINEヤフーは、防災意識を高め、備えるための特別企画「9.1防災の日 #災害に備える」を公開した。同時に、15歳から69歳の男女延べ56,000人を対象とした「防災意識調査」も実施している。

特別企画「9.1防災の⽇ #災害に備える」では、防災特設コンテンツ「スマホ防災」や、「スマホ避難シミュレーション」など防災に役立つコンテンツを掲載。

「スマホ防災」は、事前の備えや有事の際にとるべき⾏動、情報収集の仕方などを地震や津波、大雨・台風などの災害別にカテゴリー分けしてわかりやすくまとめた防災特設コンテンツ。“災害別の初期行動”や“避難する時の服装”といった災害時に役立つ情報のほか、水害の備えに役立つ雨雲レーダーの見方や避難場所マップの確認方法など、事前の備えとして知っておくべきWebやアプリの機能などを災害別で掲載している。今後は大雪対策のカテゴリーも追加予定。

「スマホ避難シミュレーション」は、防災科学技術研究所 総合防災情報センター⻑ 臼田裕一郎氏の監修のもと、LINEヤフーが開発したユーザー体験型の防災コンテンツ。震度6強の巨大地震の発生を想定した「地震編」と大型台風の接近を想定した「水害編」があり、災害時に必要な行動をとり、スマートフォンで情報を集め、安全に避難場所へ向かうまでの流れを ゲームを通じてシミュレーションできる。

ユーザーは、災害発⽣時の初期⾏動やデマ・誤情報への対応、避難場所の確認・移動方法などをクイズに回答しながら学べる。

また、震度6以上の地震など大規模な災害が起こった際に、「LINE」上で自分の安否を知らせたり、友だちの安否を確認したりできる機能「LINE安否確認」の体験版を9月1日限定で公開する。今年1月の能登半島地震でも、1月1日から1月16日までの期間に提供していたもの。

9⽉1⽇に「LINE」のホームタブに赤枠のバナーが出現し、案内に沿ってタップしていくと、大規模な災害発⽣時に自分の状況を「LINE」上で共有する方法を体験できる。

そのほか、大切な人に防災グッズを贈ることを提案する「エールマーケット」の「#おくる防災」、災害についての知識を記事や動画、クイズで楽しく学べる「Yahoo!きっず」の「ちょボットの防災ランド」や「Yahoo!検索」の「けんさくいず 防災編」、災害復興への寄付を募る「災害復興みらい募金(Yahoo!基金)」など、防災に関する様々なコンテンツを紹介している。

備えの意識はあってもできていない人が8割

「防災意識調査」では、「地震や台風等の自然災害に対する事前の備えや対策ができているか」の設問に対して、“しっかりと対策ができている”が4%に留まる一方、“備えの意識はあるが、対策が十分ではない・できていない”が80%となった。

「事前の備えや対策をしようとしたきっかけ」の設問では、“自然災害のニュースを見たとき”や“テレビで防災啓発情報を見たとき”の回答が多くを占め、今年1月の能登半島地震を含め、地震や豪雨等のニュースを多く目にすることで、防災意識が高まっていることがわかる。

一方で、「災害の備えや対策が十分でない理由」の設問では、「面倒・手間がかかるから」「金銭的な負担が大きい対策だから」「具体的な方法が分からないから」が上位になった。