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吉野家、ダチョウ肉を使った「オーストリッチ丼」 スキンケアなど新事業
2024年8月28日 18:26
吉野家ホールディングスは、28日からオーストリッチ(ダチョウ)に関する事業を開始した。今後、食・健康に加えて美容についても事業強化し、第1弾としてスキンケア商品を発売するほか、吉野家においても「オーストリッチ丼」を数量限定で展開する。
吉野家HDでは、オーストリッチについて、2000年代から着目しており、2017年からはその多様な可能性について研究を進め、美容と健康の領域で新機能を発見した。オーストリッチ関連事業は、同社100%子会社で、ダチョウの飼育、研究、商品開発・販売を行なう株式会社SPEEDIA(スピーディア)が担当する。
SPEEDIAのオーストリッチ研究では、オーストリッチオイルは肌へ美容成分が浸透する効果を促進し、特にナイアシンアミドに関してはオイルを塗布する前後では23倍もの浸透効果があると判明したという。また、オーストリッチミートには健康に役立つ栄養機能成分が含まれていること、さらに疲労改善や血管老化防止の効果があることもわかったという。
今回、これらの研究結果を活かした商品の販売を開始。SPEEDIAでは、美容効果が期待できるオーストリッチオイルを配合したスキンケア商品「グラマラスブースターオイル」などの本格販売を開始するほか、吉野家の一部店舗では、オーストリッチミートを使った商品「オーストリッチ丼〜スープ添え」を約6万食の数量限定で販売する。
オーストリッチオイル活用のスキンケア商品
スキンケア商品は、美容成分の浸透効果を高める「グラマラスブースターオイル」、バリア機能をアップさせてハリと艶を保つ「グラマラスエイジングクリーム」、美肌効果を高める「モイスチャーマスク」を展開する。
直販価格は、グラマラスブースターオイル(50ml)が14,000円、17mlが5,200円。グラマラスエイジングクリーム(40g)が15,000円。モイスチュアマスクは1枚/500円。
SPEEDIAのスキンケア商品は、28日からは、同社直販ストアのほか、日本調剤オンラインストア、ヨドバシドットコムでも販売開始。今後は定期的にポップアップストアを開催するなどで販路を拡大する。また、SPEEDIAのスキンケア商品やオーストリッチオイルの原料は卸販売も行なう。