西武HD、駅のロッカーに預けた荷物を当日ホテルに配送「ピクラクポーター in東京」

西武ホールディングスは、スマートロッカーを活用した新サービスとして、手荷物配送サービス「pikuraku PORTER(ピクラクポーター) in東京」の実証実験を、9月2日から首都圏で開始する。

「pikuraku PORTER in東京」は、池袋駅、西武新宿駅、豊島園駅に設置されているスマートロッカーに14時までに荷物を預けると、首都圏約500ホテル(新宿エリア、銀座エリア、舞浜エリアなど)の中から指定した宿泊先へ原則19時までに手荷物を配送するサービス。旅行者がターミナル駅等への到着時にロッカーに荷物を預けると、近郊のホテルに配達してくれる。

例えば、豊島園を訪問し、午前中に豊島園駅のロッカーに荷物を預け、そのまま午前～午後は観光。夜に舞浜のホテルに到着すると、荷物も受け取れる。サービス利用料は1,900円～2,800円。対応言語は日本語、英語、韓国語、中国語。実証実験の期間は2025年3月31日まで、

2024年は、訪日外国人数が過去最高水準となる見通しで、国内近郊旅行の需要も増えている。一方、スーツケースを持った観光客で都市部や観光地の公共交通機関が溢れるなど、「オーバーツーリズム」も社会課題となっている。そこで、スマートロッカーを活用した「手ぶらでの観光・移動」を提案し、公共交通機関の利便性の向上とともに、オーバーツーリズムの解消も狙う。

西武HDは、SPACERと協力し、2021年からスマートロッカーでコストコ商品などを即日受け取れるサービス「BOPISTA(ボピスタ)」を展開。荷物の“一時預かりサービス”だけでなく、生活動線常温ロッカーを活用した様々なサービスを展開していく。