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SBI、PFNへ100億円出資へ 次世代AI半導体を推進

SBIホールディングスと、AI技術を活用したソリューションやAI半導体などを開発するPreferred Networks(PFN)は、次世代AI半導体の開発と製品化に向けた資本業務提携に関する基本合意書を締結した。次世代AI半導体開発で協力するとともに、SBIグループはPFNに最大100億円規模の出資を行なう予定。

PFNは2014年に創業。AI半導体の設計・周辺ソフトウェア開発・自社AI半導体を用いたスーパーコンピュータの開発、生成AI基盤モデルの構築と、それらを応用したアプリケーションの開発などを自社で行なっている。また、自社AI半導体を用いた計算基盤を2023年から外部ユーザにも提供している。

PFNでは、様々な産業の顧客に対して、AI技術の実装を進めており、大規模プラントの自動運転や、材料開発向けの原子レベルシミュレーションをSaaSで国内外に提供するなどの実績を持っている。近年は、自社設計のAI半導体「MN-Core」シリーズの開発も進めている。

昨今、生成AI技術の進展から、世界的にAI半導体の需要が急速に高まり、供給が逼迫していることから、SBIグループとPFNは資本業務提携に関する基本合意書を締結。PFNが開発する次世代AI半導体の社会実装を共同で推進していく。

業務提携の内容は以下の通り。

  • PFNの次世代AI半導体の製品化に向けた共同研究ならびに開発
  • PFNの次世代AI半導体の製造プロセスにおける後工程の連携
  • PFNの資金調達等のファイナンス協力