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ローソン、従業員が話せる言語を表示する「多言語バッジ」

ローソンは、訪日外国人旅行者の利便性と店舗で働く外国人の就労環境を向上するため、店舗従業員が話すことができる言語を表示した「多言語バッジ」の実験運用を開始した。8月以降順次、希望店舗へ導入を拡大する。

日本へのインバウンド需要が急増するなか、訪日外国人の利用が多い店舗では多言語対応の強化が急務となっている。一方、ローソンで働く外国人の割合は約13%(2024年6月末時点)となっており、日本語を母語としない外国人従業員の働きやすい環境の整備も重要な課題としている。

多言語バッジは、店舗従業員が話すことができる言語を表示するもので、英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ネパール語の7言語を対象としている。言語の選定は、訪日外国人が多い国や店舗従業員の出身国を考慮。これにより、外国人旅行者が言語の壁を感じることなく、より快適にサービスを受けられるようにする。

バッジには対応言語と合わせて着用できる「日本語勉強中」の表記もあり、店舗従業員の対応言語が明確となることで、従業員のストレスや誤解を減少させる効果や就労環境の整備にもつなげられるという。