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ソニー、スポーツファンの交流プラットフォーム「FavoriteSpace」

ソニーグループは、スポーツのファンコミュニティ活性化を目指すサービス「FavoriteSpace(フェイバリットスペース)」を開始した。

16日からスマートフォンアプリ「FavoriteSpace」を提供開始し、第1弾として、サッカー英プレミアリーグの「マンチェスター・シティ」のコンテンツを楽しめる空間(エリア)をアプリ内で公開した。アプリは日本、米国、英国の3カ国で提供しており、10月からは有料機能を含む正式サービスの開始を予定している。

アプリでは、ユーザー自身を投影したアバターで、スポーツチームの歴史やフィロソフィーが詰まった「エリア」と呼ばれるバーチャル空間を訪問し、チームの特色に合わせたコンテンツや、コミュニケーションを楽しめる。ソニーのグループ会社Hawk-Eye Innovations(ホークアイ)のトラッキングシステムなどの技術を活用した、3DCGコンテンツの視聴などで、「フィジカルの世界で生まれる熱狂や興奮を、バーチャルならではの方法で味わうえる」とする。

マンチェスター・シティのホームスタジアムであるエティハド・スタジアムをバーチャル上に再現。スタジアムでは、3DCG化された過去のホーム試合のハイライトを自由視点で視聴できるイマーシブハイライトなど、バーチャルならではのコンテンツを用意。

スタジアム

また、集まったファンのアバターは、感情表現やスタンプ、互いに肩を組むなどの連携アクションによるコミュニケーションを通じ、チームへの想いや情熱を共有できる。実際の試合日にバーチャル空間上で開催されるイベントへの参加や、ユニフォームやグッズを用いたアバターのカスタマイズ、ファンバナー(横断幕)制作への参加などで、応援の気持ちを表現できる。

ファン・チーム・選手がつながる

マンチェスター・シティとソニーは、2021年からオフィシャル・バーチャル・ファンエンゲージメント・パートナーとして共同で実証実験を行なってきた。ソニーは今後、さまざまなチームや、サッカー以外のスポーツのエリアやコンテンツ提供など、「ソーシャルエンタテインメント空間」による体験の拡充を進める。