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グーグル、フィット感を調整できるイヤフォン「Pixel Buds Pro 2」

Googleは、Pixelブランドの新イヤフォン「Google Pixel Buds Pro 2」を9月26日より発売する。8月14日から予約を開始し、価格は36,800円。カラーはPorcelain、Hazel、Wintergreen、Peonyの4色。

快適さと安定したフィット感を追求してデザインされたワイヤレスイヤフォンで、耳の形をスキャンして得た4,500万のデータポイントに基づく設計により、快適さとフィット感の向上を実現。また、新Tensor A1チップを組み合わせることで、27%の小型化と軽量化を実現したほか、パフォーマンスとバッテリー寿命の向上も実現している。

新たに、固定用アーチ(回して調整)を搭載し、運動中のフィット感を調整可能となった。運動するときには耳にしっかり固定し、自宅での作業では緩めてリラックスなど、使い方にあわせたフィット感を選択できるようにした。イヤフォンはIP54相当、ケースはIPX4相当の防滴/防水仕様。

また、イヤフォンで初めてGoogle Tensorチップ(Tensor A1)を搭載。処理能力を活かしてユーザーの耳にあった音声処理を行なうほか、従来比2倍のノイズキャンセル性能や、クリアな通話音声を実現する。

ノイズキャンセルには「Silent Seal 2.0」を採用。ノイズのブロック性能がこれまでの最大2倍に強化。また、周波数帯域幅が拡張されており、より高い周波数を含む幅広いノイズのブロックに対応する。

イヤフォンとしての基本性能も強化し、パワフルな低音のための11mm径ドライバと、高音のための新しい高周波チャンバーを搭載。Tensor A1チップのマルチパス処理により音楽用の信号パスが追加されるため、Silent Seal処理チェーンをバイパスし、そのままのサウンドがスピーカー ドライバに伝達。高音質再生を可能とする。通話音声もアルゴリズム更新により向上している。

Bluetooth 5.4に対応し、高音質な「LE Audio」やスーパーワイドバンドに対応する。

Pixel 9シリーズと連携し、Geminiを音声で利用可能で、「Gemini Live」(Pixelの言語設定が英語の場合)に対応。初の「Gemini対応イヤフォン」とアピールしている。

会話検知機能も搭載し、ユーザーが話し始めたことをAIが検知すると、音楽が一時停止し、イヤフォンが外部音取り込みモードに切り替わる。会話が終わると、音楽が自動的に再開し、何も操作しなくてもアクティブ ノイズ キャンセリングに戻る。3つのマイクを搭載する。

タップとスワイプで、音楽/通話/音声アシストの操作に対応できる静電容量方式タッチセンサーも備えている。

Googleによる「デバイスを探す」ネットワークに対応。イヤフォンの紛失時でも、スマートフォンから位置を確認できるほか、近くにある場合は、イヤフォン本体や充電ケースから音を鳴らして発見できる。

Pixelシリーズとの連携も強化。併用時には、クリア音声通話、ヘッド トラッキング付き空間オーディオ、「デバイスを探す」によるイヤフォンやケースの正確な位置追跡、シームレス切り替えなどのフル機能が活用できる。

充電はケースで行なうUSB Type-CのほかQiでのワイヤレス充電に対応。ノイズキャンセルオンの再生時間は約8時間、オフで約12時間。イヤフォンの重量は4.7g(Mサイズイヤーチップ装着時)。充電ケースのサイズは25×49.9×63.3mm、重量は65g(イヤフォン含む)。XS/S/M/Lの4サイズのイヤーチップが付属する。