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ホンダ、原付一種の電動二輪車をヤマハにOEM供給
2024年8月8日 15:44
本田技研工業とヤマハ発動機は、ホンダの原付一種 電動二輪車「EM1 e:」「BENLY e: Ⅰ」をベースとした日本市場向けモデルをヤマハへOEM供給することで合意した。今後、契約締結に向けた検討を進める。
原付一種(第一種原動機付自転車)は、総排気量50cc以下のエンジン、または定格出力0.60kW以下の電動モーターを搭載する二輪以上の乗り物。
両社は、原付一種市場において、主に「50cc原付スクーターのOEM供給」「次期50cc原付ビジネススクーターの共同開発・OEM供給」「原付一種クラスの電動二輪車普及に向けた協業」について検討を進め、2018年3月からは50cc原付スクーターをホンダがヤマハへのOEM供給を行なっている。また、川崎重工業、スズキを加えた4社で「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」を創設。交換式バッテリーとバッテリー交換システムの標準化検討を進め、2021年3月に標準化(共通仕様)に合意した。
今回両社は、原付一種の電動二輪車を提供していくため、共通仕様に適合した交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を使う「EM1 e:」「BENLY e:Ⅰ」をベースとした車両のOEM供給に合意。原付一種クラスでの電動二輪車の普及に向け、商品ラインアップの充実などで協力していく。