サンリオがクリエイター支援の新事業　公式とつながる二次創作

サンリオは、クリエイター支援のための新規事業として、“公式とファンがつながる創作プラットフォーム”と謳う新サービス「Charaforio」(キャラフォリオ)の提供を開始した。利用は無料。

「Charaforio」は、イラストや小説、漫画などの創作作品を投稿・閲覧できるプラットフォーム。サービス開始時はイラスト投稿からスタートする。最大の特徴は、キャラクターやシリーズ作品などのIP(知財、作品とその権利)を保有する企業や個人が“公式”として参加し、二次創作のガイドラインを公開する点、クリエイターはガイドラインに沿ったファン創作活動を行なえ、IPごとのページで一覧化されて掲載される。ファンはガイドラインに則って公開される作品を安心して楽しめる。

サービス開始時に参加するのは、「P丸様。」「イケメンシリーズ」「VEE」や、サンリオの「SHOW BY ROCK!!」「にゃんたじあ！」で、今後も企業のIPや、VTuberをはじめとする個人のIPが参画する。

クリエイター支援が強化されているのも特徴。クリエイターのプロフィールには制作請負条件などを記載できるほか、メッセージ機能でIPホルダーが作品制作を依頼したり、クリエイター同士のコラボレーション企画を開催したりできる。

サンリオは新規事業の立ち上げにあたり、クリエイターの露出や仕事獲得の支援を目的に開発したとことを明らかにしている。サービス名の「Charaforio」も、Character(キャラクター)、Portfolio(ポートフォリオ)、Sanrio(サンリオ)の3つを組み合わせて名付けられた。

今後も報酬の授受が完結する受発注機能や、“ファン創作作品”から派生した収益をIPホルダーとクリエイターに還元する仕組みなど、さまざまな機能を実装予定。

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